木村光江『刑法』第2版
木村光江教授といえば、前田雅英教授のお弟子さんとして有名な方です。
刑法には、大きく分けて行為無価値論と結果無価値論の二つの理論体系がありますが、前田説はこのうち結果無価値論に分類されます。しかし、結果無価値論の中でもだいぶ特異な理論を展開しますので、結果無価値に分類すべきでないという先生もいます。まあ、どちらにしても、前田説は、前田先生が司法試験委員であったことや、結果無価値論の中では比較的納得しやすかったことなどから、司法試験受験生の中で絶大なる人気を博することになりました。
この木村刑法は、7~8割の内容については前田先生の理論を継承しており、かつ、やや難解な前田刑法の記述よりも簡素で理解しやすいことから、前田説を採る後輩達に薦めていた一冊です。
もちろん分量も少ないので、この一冊でどうなるというものではありませんが、前田刑法と真っ正面からぶつかる前に、一度読んでおくと良い本だと思います。
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